何度同じ事を注意しても繰り返します。いろいろ試しましたが息子には効果がありません。どうすればいいのか、切実に知りたいです。
何度同じ事を注意しても繰り返します。いろいろ試しましたが息子には効果がありません。どうすればいいのか、切実に知りたいです。
先日、あるママさんから、こんな思いをお聞きしました。
* * *
何度同じ事を注意しても繰り返します。
怒ったり、ペナルティを与えたり、ご褒美をあげたり…いろいろ試しましたが、息子には効果がありません。
また、全く落ち着きがなく、先生にも「いつも何かに追われてます」と言われるほどソワソワしています。どうすればいいのか、切実に知りたいです。
* * *
お子様に対しして、「どうしたらこの子は、わかってくれるのだろう?」と
いろいろと工夫されて、一生懸命頑張ってこられたお母様の様子が伝わってきます。
先生からは「いつも何かに追われています」と聞かされているとなれば、心配な気持ちも募ることでしょう。
でも、何をやっても効果がない。
まるで「のれんに腕押しな状態」とも言えますので、お母様自身も、ホントにお辛いと思います。
でも、こういった状況は、ほかのお母様にも、
思い当たる方が多くいらっしゃるかもしれないと思いますし
お子様に、不安定な影響が出ているようですので
まず、早急に取り組んだ方がいいと思ったことを、ここに書きたいと思います。
それは、次の2点です。
① 子どもの行動のわけを理解すること
② 叱る褒めるという「賞罰の子育て」をやめること
です。
上記のお母様がされてきていた関わりの
◉何度も同じ事を注意する
◉怒る
◉ペナルティ(罰)を与える
◉ものでご褒美をあげる(ほめ言葉も含まれます)
この方法は、賞罰の子育て法で、いわゆる「アメとムチでしつける」というものですね。
この方法では、3歳くらいまでは、上手くいきますが、それ以降の年齢になると、子どもに適切な行動を促すことはできないことが多い です。
一時的に、やらせることはできますよ。
でも、同じことを繰り返す可能性は非常に高いでしょう。
えーーーーーーー?って驚きますよね。
でも、そうなのです。
私は、アドラー心理学に基づいた「アドラー勇気づけ親子関係講座(理論&実践編)」を開催していますが、その中でも
◉何度も同じ事を注意する
◉怒る
◉ペナルティ(罰)を与える
◉ご褒美をあげる(ほめるも含まれます)
これらの方法は、子どもが不適切な行動を繰り返すやり方として、その理由も詳しくお伝えしています。
罰や叱ることで、その場で「やめさせる(やらせる)」ことができることは多いと思います。
そのため、親自身は、ちょっと気持ちがスッとしたり、満足したりして、とりあえずは、こっちのいうことに従ったという事実に「安心」したりはするのですが、これは
外からの力で強制的にやめさせている(or やらせている)←(専門用語的には、外発的動機づけといいます)ので、根本の解決にはならないのです。
(一見従っているように見えても、心の中では不満を持っていたりすると、それが積み重なると、不適切な行動は増えていったり、不適切な行動は続きます)
つまり、本人自らがそうしようと思って行動している(←内発的動機づけといいます)わけではないので、その後に、自分から正しい行動をするようにはならない のですね。
罰にも、このような望ましくない影響が5つあります。
●罰する人がいないければ、不適切な行動をする。
●罰は負の注目を与えたことになり、不適切な行動が続く。
●罰では、適切な行動を学習できない
●罰は勇気をくじき、消極的、依存的にする
●罰を与えると、親を憎むようになり、親子関係が悪くなる。
褒める・叱る子育てをしていると、「人の顔色を伺うようになる」という副作用もあります。
いつもソワソワしたり、焦ったりしているという上記のお子さまは、
叱られたり、罰せられたリしても、どうしていいかがわからない上(叱る・罰から適切な行動が学習できていない)、勇気がくじかれているので、その面の影響が出ていると思われます。
賞罰の子育てをしていると、子どもは、プレッシャーを感じたり、自分の行動に自信がなくなってきたりします。
つまり、日々「安心感」が持てない状態なので、それが、お子様の「何かに追われているような」という先生の表現になっているのかもしれません。
でも、こういったことって、親は知らないとできないわけです。
当たり前ですよね、お母さんになったから言って、
子育ての方法って、どこかで習う訳ではないですしね。
「良かれと思ってやっていたことが、逆だったんだ。。。」
「私は、テキストに書いてあることの全部反対やってきていました」
などとおっしゃるママさんも、講座ではたくさんいらっしゃいます。
私も学ぶ前は、同じでした。
「あー、それを私はやっていたから、ダメだったんだねと。」
納得できることが沢山ありました(笑)
でも、知らなかったので、仕方なかったと思います。
(心はちょっと痛かったですけどね)
この記事を読んでくださっている方も、もし、心当たりがある点があったとしても、自分を責める必要はないですよ。
気づいたこと、わかったことがあれば、それを改善していけばいいだけですから^^
はい。
改善していけばいいだけ です。
(しつこいですが(笑) ママはこういう時に、自分責めのスパイラルに陥ることも多いので、大事なことなので2度言いました^^)
「子どもの行動のわけを理解すること」
「子どもへの賞罰のしつけ・教育をやめる」
何か、少しでも参考になることがあれば幸いです。
* * *
旧来の賞罰の子育て法に変わる、
新しい子育て法が、アドラー勇気づけ子育て法(親子関係講座)です。
◉何度も同じ事を注意する
◉怒る
◉ペナルティ(罰)を与える
◉ご褒美をあげる(ほめるも含まれます)
この子育て方法に変わる子育て法です。
子どもの行動のわけを理解し、子ども自ら行動する意欲、やる気、困難を乗り越えていく力を引き出す新しい子育て法です。
新しいと言っても、もはや、スタンダードになりつつあって、今後は、「スタンダートの子育て法」になっていくと思います。(職場でも、賞罰の関わりでは部下が育たないだけでなく、今はパワハラと訴えられたりもしますから)
ホリエモンは、花マル学習塾の高濱先生とのコラボセミナーで、「子育てしてるお母さんは、アドラー学ぶといいですよ」と、おっしゃっていたそうです。
ビリギャルの映画や本で有名な坪田先生は、「塾の指導に、アドラー心理学を取り入れている」とおっしゃっていますしね。
偏差値40から慶応義塾大学に現役合格も、関わる大人や親次第で、夢なんかじゃなく、叶えることができるのですね。
悩みは、チャンス!
悩みは必ず「今の自分に必要なこと」を、教えてくれています♡
そして、必要なことがわかれば、わかったことを一つひとつやっていけば、
親子が笑顔で、のびのびと自分らしく、毎日を過ごせるようになっていきます♡
現在、親子関係講座にご参加中のみなさまも、
それぞれの方が、ご自身に必要な気づきを沢山されていて、私も感動をもらいっています。
人が何かに気づいて、成長していく姿って、
とてつもなく美しいなぁと、いつも感動します。
人は成長していく過程では、成長痛なようなものもあるかもしれません。
でも、その痛みを受け入れつつ、勇気を持って進んでいく人にだけに、成功や幸せは訪れるものじゃいないかなと、私は思うのです。^^
そういった、私たち母や大人たちの「あり方」や「生き方」は、子どもたちへの最高の贈り物(教育)にもなるんじゃないかな。
「子どもたちが、私が何も言わないのに、 自分から行動することが増えてきました!」
「子どもがご機嫌な時間が増えて、私も心に余裕が少しずつ持ててきています。」
アドラー親子関係講座がスタートして3週間ですが、早速、変化を感じはじめた、受講者さまから、嬉しいご報告も出始めています。^^
「今まで、何をいっても怒っても変わらなかったのに。机に向かい出しました。勉強時間はまだ〇分ですが(笑) でもこれだけでも、すごい変化だと思います。」
「ダメな所を指摘しないって、ホントにそれで大丈夫なのかな?って思ったりもしたんですけれど、ホントに大丈夫なんですねー!」
「今までは、何度怒っても、でもやらなくて、親子でイライラの悪循環に陥っていたな。。。と思いますが、抜けだせそうです!」
などなど。
そんなことを、LINEでもシェアしあいながら、メンバーのみなさん同士、気づきや上手くいったことをシェアしあったり、みなで勇気づけあって進んでいます。
誰かの気づき、誰がが上手くいったことは、ほかのだれかにも役立ちます。
これ、ホントに宝です。(講座に参加する醍醐味!)
一人であれこれ頑張るより、モチベーションも上がるし、手立ての引き出しが何倍も増えていきます。
「アドラー子育てをしていきたい」という、共通意識や成長欲のある、素敵な子育て仲間にも出会えますからね。
アドラー親子関係講座@オンラインコース
全国、海外から、たくさんのママさんがご参加くださっています。
ご興味ある方は、ぜひ講座に、お越しくださいね!
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